SEKENとは

コワーキングスペースSEKENは、社会人や学生、フリーランスなど、様々な人たちが利用できる場所です。
「新しい働き方」や「これからの暮らし」、「人と人の関係」を紡いでいく空間になります。
1階はコワーキングスペース、2階はシェアオフィスとして、お使いいただけます。

good work good place
今までと違う日常を

いい仕事は、いい場所から生まれる、といわれています。
いい場所では、これまでにない出会いがあり、新たなコトを始めるきっかけが生まれます。
SEKENもそんな場所であり続けたいと思います。

カフェでコーヒーを買って、仕事や勉強で訪れる人たち。今日はどんな人がいるのかな、どんなイベントをやっているのかな、ワクワクしながら訪れる人たち。自宅や会社で働くことに飽きてしまい、環境を変えようと訪れる人たち。

多くの人が集い、今までと違う日常や暮らしを感じることができるような場所です。

多くの方々の支援と協力

かつて洋服店としてこの地域を見守り続けてきた建物は役割を終えて、3年近く空き店舗となっていました。シャッターを開けると、大きなショーウィンドウがあり、外からでも中の様子がよく見えます。

そんな、素敵な建物ではありましたが、築40年を超えるため所々傷んでいました。建物内の環境を整えるためにクラウドファンディングを実施。ありがたいことに、100人を超える方々から支援金をいただきました。

改装には学生や地域で活動している人たちをはじめ、多くの人たちが訪れました。何度も足を運び手伝っていただいたり、様子を見に来ていただいたり。

2020年11月から約半年の期間をかけて改装を続け、2021年7月にグランドオープンすることができました。

SEKENのある「みつわ通り」について

JR小山駅西口を出て、北側に進むと「みつわ通り」が見えてきます。通りを歩くと、駅に向かって足早に歩くサラリーマン、自転車に乗る高校生、おじいちゃん、おばあちゃんの井戸端会議を見かけることがありますが、人通りは多くありません。

通り沿いは、居酒屋、下駄屋、服屋など、昔ながらのお店が並んでいますが、寂しいことに何年もシャッターが閉まっている店舗も散見されます。この通りで商売をしてきた方々の話を聞くと、かつては「みつわ通り商店街」として活気づき、商業で戦後の復興を支えてきたそうです。時代の流れとともに訪れる人が減り、跡を継ぐ人もいないため、次第にお店は閉店して現在の姿となりました。

思い描くみつわ通りの未来

この場所が、出会う場として、働く場として、それぞれのやりたいことを実現する場として、各々のポテンシャルを活かせる場として、日常に溶け込んでいけたら…。

小山という地域が様々な人たちに活用され、人と人との良質なコミュニケーションが生まれていく。その結果、地域との関わりや暮らしに変化が生まれ、「地域での困りごとの解決」や「暮らしの豊かさ」につながっていく未来を思い描いています。

SEKENの名前の由来

「世間」と書いて「せけん」と読みます。「世の中」「社会」とも説明されます。でもよく見ると、「世間」と「社会」は違います。「世間」とは、およそ自分の知っている人や関係のある人たちで構成される空間の認識です。つまり、人はそれぞれにそれぞれの「世間」をもっています。「社会」と言った場合、それは不特定多数の「世間」の集合体であり、さらにその外にあるいろいろなものも含むものになるでしょう。

私たちがつくろうとするコワーキングスペース「SEKEN」という空間―それは多くの人が集い、それぞれの「世間」が交差する場所です。「世間」と「世間」がふれあって、新しい「世間」が生まれる場所です。さらには、「世間」をこえてより広い「社会」につながっていくことのできる場所です。そのような、人と人、「世間」と「世間」、そして「世間」と「社会」がつながることのできる場となるよう願いを込めて、「SEKEN」と名付けました。